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  • 執筆者の写真かがわ 子ども安全ネット

【Q&A】保護者からの相談とその回答集

更新日:2022年7月21日


子ども安全ネットかがわが取り扱う範囲は幅広く、「どんな質問をしたら良いのか」また「こんな質問をしても構わないのか」といったご意見をよく聞きます。   ですので、これまでに寄せられた相談等を基に、Q&A集を作成いたしました。参考にしていただいて、ぜひお気軽にご相談いただければ、と思います。



【Q】 運動会を見に行ったら、マスクをしてリレーやダンスなどの競技をしていました。特に暑い季節に、マスクをして運動をして大丈夫なのか、心配です。特に低学年は自分の体調が悪くなってもなかなか気がつかず、熱中症になってしまうのではないかと心配なのですが、せめて体育などの運動時はマスクを外すようにできないでしょうか。


【A】 文科省と厚労省は、マスクが必要のない場面について、新たに通知を出しました。特に夏場は夏場は、熱中症防止の観点から、マスクが必要ない場面では、マスクを外すことを推奨しています。学校生活では、「屋外の運動場に限らず、 プールや屋内の体育館等を含め、体育の授業や運動部活動、登下校の際」にはマスクは必要ないとされています。その根拠を示して学校に申し入れをしてみてください。それでもマスクを外すことができない場合は、当団体から申し入れをすることが可能です。


「小学1年生/学校全般」

 

【Q】 学校が遠いため、重いランドセルを背負って炎天下を長距離歩いて帰るのは負担が大きいと思います。教科書を学校に置かせて欲しいと担任に相談したのですが、許可されませんでした。どうにかならないでしょうか。


【A】 文科省は、教科書を学校に置いて帰るいわゆる「置き勉」を認める通達を出しています。その根拠を示して、再度学校に相談してみてください。許可されると思います。許可されない場合は、当団体から申し入れをすることが可能です。


「小学1年生/学校全般」



 

【Q】 9月に入っても午前中から気温が30度を超える暑さの中、運動会の練習をしているようで心配です。


【A】

スポーツ振興センターが作成している熱中症ガイドランがあり、暑さ指数が31を超えた時は、原則屋外運動は中止することが推奨されています。まずは学校に暑さ指数計があるかどうか、その数値を基準に屋外での練習をするかしないかを決めているかどうか、熱中症対策にどのようなことを実施しているか学校に聞いてみてください。何らの指針もなく屋外で運動をさせている場合は、熱中症の危険が高く心配なので、当団体と一緒に学校もしくは教育委員会に要望を出しましょう。


暑さ指数は、こちらの熱中症予防情報サイトで確認できます。

https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php

「小学3年生/運動会」




 

【Q】 県大会の選抜選手に選ばれて、放課後学校のプールで練習をしています。飛び込みをしているようなのですが、学校のプールは水深が浅いため、子どもがプールの底で顔面を打ってしまいました。このまま飛び込みをしなければならないのでしょうか。


【A】

学校のプールは水深が1.3m程度しかありません。全員が常に正しい安全な方法で飛び込みができるものではなく、水深について絶対安全な基準はないため、小中学校の水泳の授業では飛び込みは行わないものとされています。そのことを学校に伝え、中止するよう求めてください。


「小学5年生/プール」



 

【Q】 担任の先生が授業中に静かにできない生徒に対し「邪魔するやつは、引きずり出すぞ」と強い口調で言うようで、子どもが怖がって学校に行きたくないと言っています。このような先生の言葉は教師として不適切ではなでしょうか。


【A】

言うまでもなく教師による体罰は禁止されています。体罰は身体的暴力だけでなく、子どもを脅したり人格を傷つけるような言葉も含まれます。苦痛を与えて指示に従わせようとすることは、「しつけ」ではなく「体罰」で、子どもの健全な育ちには有害とされています。いつどのようなことを言ったかできるだけ詳細に記録して、校長先生に相談するとよいでしょう。それでも改善されない場合、当団体から要望を出すことができますので、再度、相談してください。


「小学5年生/先生との関係」





 

【Q】 子どものクラスの支援員の男性の先生が、女子生徒を膝の上に乗せて体を触っているようで、子どもが不安に感じているようです。子どもが言うことなので、わざとなのか実際にどういう状況なのかはっきりわからないのですが、何かできることはありますか?


【A】

性被害を予防するためには、適切な監視が機能することが重要となります。正確なことがわからないからと躊躇する必要はありません。一度、担任、スクールカウンセターなど信頼できる先生に相談してください。校長先生から事実確認をしてもらうよう伝え、内容によっては警察に相談することもできます。ただし、相談できるのは体を触られた生徒の親なので、その親の意向も確認する必要があります。触った事実を認めなかった場合でも、クラスで「プライベートゾーンの守り方」について勉強する時間を設けたり、嫌な触られ方をした場合に相談できる先を教えるなど、何らかの対応をする必要があります。


「小学4年生/性被害」





 

【Q】

子どもの幼稚園で、園外保育があるのですが、高速道路を使って水族館へ行くのに、園バスにシートベルトがありません。園長先生にシートベルトがないのは心配だと相談しましたが、これまで事故は起こっていないし、園バスにシートベルトは義務化されていないため、違反ではないと言われました。本当ですか?


【A】

残念ながら、園バスにシートベルトは義務化されていません。そのためシートベルトがない園バスを利用している保育園幼稚園はたくさんあります。しかし、園バスが事故を起こして、園児が怪我をする事故も起きています。対策が急がれますが、現状でできることは自家用車で送迎することくらいだと思います。


「幼稚園/園バス」

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